《ドラム》電子ドラムの選び方のポイント!練習に限らず大活躍の電子ドラムを導入しよう!
選び方から防振対策、録音方法などについても紹介!
どうも。やづらです。
電子ドラムというと結構練習用みたいなイメージがあると思うんですが、今後、外出を控えないといけない場合でも使えるということで、練習に限らず、ドラマーさんのいろんな活動を支える機材として、導入する人が増えていくんじゃないかなと思います。
僕はドラムを始めた時から電子ドラムを使っているんですが、やっぱり家でドラムセットを叩けるというのは大きくて、特に練習時間を稼ぐという意味ではすごく役に立ちました。
言ってみれば、起きたらすぐにドラムを叩けるわけですからね。
1番気合いが入っていた頃は、朝から晩までご飯を食べるのも忘れて練習しまくっていたんですが、それも家に電子ドラムがあったからこそできたことだったりもするので、沢山練習したいとか、沢山ドラムに触れる時間を持ちたいという人は持っておくと良いんじゃないかなと思います。
そんなわけで今回は、自宅での練習だけでなく様々な活動に使える電子ドラムの選び方のポイントについて書いていこうと思います。
防振対策、録音方法などについても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
こちらの内容は動画にもなっているので、よかったらそちらもご覧ください。
目次
我が家の電子ドラム
まず初めに、我が家の電子ドラムをお見せしようと思います。
Rolandの電子ドラムで、モジュールはTD-8、ハイハットやバスドラムのパッドを変えて、シンバルのパッドも追加して、あとは生のスネアドラムにメッシュヘッドを張ってトリガーを付けてスネアのパッドとして使っています。
よく見るとシンバルのパッドが削れたりしているんですが、これは生のドラムを叩いて削れたスティックで叩いてしまったことが主な原因です。
電子ドラムを叩く時は、電子ドラム専用で綺麗なスティックを使うようにしてくださいね(苦笑)
電子ドラム選びのポイント
① ヘッド
どのメーカーを選ぶかはパッドの打感とかモジュールの性能によるので、実際に試したり調べてもらえたらと思うんですが、1つ目のポイントとして、できればパッドがメッシュヘッドのものを選んだ方が良いと思います。
これは主に消音性と打感に関わる部分なんですが、どうしてもゴム製のパッドだと叩いた時の生音が大きくなるし、リバウンドも強めになってしまうので、なるべくはメッシュヘッドのものを選んだ方が良いと思います。
ちなみに、今スネアに張っているヘッドがそうなんですが、メッシュヘッドも2枚重ねになっているタイプの方がリバウンドが少なくて叩き心地も良いかなと思います。
② 拡張性
2つ目のポイントは、拡張性が高い機種を選ぶことです。
安い機種には惹かれると思うんですが、低価格帯の電子ドラムは後からパッドを追加できなかったりするんですよね。
買った時は良くても、後々になってタムとかシンバルを増やしたいと思ったけど対応できないということになったら買い替えるしかなくなってしまいます。
買い替えるとなると結構な出費になってしまうので、後々のことを考えると、初めから拡張性のあるそれなりの機種を選んだ方が良いと思います。
完全に練習用と割り切るとか、絶対に最小限のセット構成から変えないって場合は別ですけど、やっぱり考え方って変わるものなので、ある程度幅を持たせておいた方が良いと思いますね。
③ パッドのサイズ
3つ目のポイントは、なるべくパッドのサイズが大きいものを選ぶことです。
電子ドラムと生のドラムを叩いた時の感覚の違いで大きいのが、距離感だと思います。
何から何まで生のドラムと大きさを合わせる必要はないと思うんですが、最低でもスネアドラム用のパッドは、なるべくサイズが大きいもの(14インチとか13インチとか)を選んだ方が良いと思います。
1つでも生のドラムと同じサイズのものがあると、それを基準に生のドラムと同じような距離感にパッドの位置を調整しやすくもなるので、少なくともスネアドラムのパッドくらいは大きいサイズのものを選んだ方が良いと思いますね。
マイスネアを持っている場合は、メッシュヘッドとトリガーを使って、パッド化して使うのも良いと思います。
ちなみに僕は、RolandのMH-14という2枚重ねになっているメッシュヘッドをスネアに張っていて、トリガーはRolandのRT-30HRという打面とリムを分けて検知できるトリガーを使っています。
リムショットの生音がうるさい時は、ホームセンターに売っているこういうカバーを加工して付けてあげると良いですよ。
騒音・振動対策
電子ドラムにつきものなのが騒音・振動の問題ですよね。
叩いた音とかは使うパッドにもよるし、仕方ないところはあるので、フルパワーで叩かないようにするとか、時間帯に気を付けるとか、正直そういうできる限りの対策をするしかないと思います。
でも、床に伝わる振動は対策しようがあって、僕は防振のステージを自作して対策しています。
横から見てみると、こんな感じの構成になっています。
上・天板
・テニスボール(半分にカット)
・ゴムスポンジ
・凹型の板(箱をひっくり返した形)
下・耐震ジェルマット
なるべく振動が伝わる面積を減らして、複数の層で振動を軽減しようという感じですね。
あんまり朝早い時間とか夜遅い時間に叩かないように気を付けてるってこともあるんですけど、今のところ苦情が来たことはないので、それなりに効果があるんじゃないかなと思います。
こればっかりはどこまで対策すればOKとは言えないので、色々工夫して、近所迷惑にならないように気を付けましょう。
ちなみに、この防振ステージを作る時に参考にしたVdrum TipsというYouTubeチャンネルがありまして。
テニスボールを使うアイデアとかは、このチャンネルの動画を参考にしました。
他にも電子ドラムのパッドを作る動画とか、色々面白い動画があるので、興味のある方は見てみてください。
録音方法
叩いてみた動画を作ったり、バンドのデモを作ったりする時には録音する必要があります。
正直、生のドラムを録音するよりも電子ドラムで録音する方が、遥かに簡単で楽です。
こだわる人はPCと繋いでMIDIで出力してどうこうすることもできるんですが、基本的には何かしら線を繋いで録音できるものがあればOK。
電子ドラムのモジュールのヘッドホン出力等から、ICレコーダー等の録音機材に繋いで録音するだけです。
シンバルとかタムとか、モジュール側で音量のバランスを取れば、簡単にバランスの良い音が録れちゃいます。
家でなら時間を気にせず納得できるまで録り直すこともできるので、そういうところも良いかもしれませんね。
電子ドラムは今後更に注目されるかも
冒頭でお話したとおり、今まで電子ドラムは結構練習用としてのイメージが強かったと思うんですが、日本の住環境で、外出なしで使えるドラマーさんの活動を支える機材として、今後、電子ドラムは更に注目されていくんじゃないかなと思います。
もちろん生のドラムじゃなきゃできない奏法や表現はあるし、やっぱりスタジオやライブハウスで生のドラムをぶっ叩く快感には代え難いものがあるので、電子ドラムがあれば良いとか、電子ドラムがあれば大満足って話にはならないと思うんですが、練習したり表現活動をする上で、電子ドラムがドラマーさんの力になってくれることは間違いないと思います。
興味のある方は、是非今回お話した内容も参考にしていただいて、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
おわりに
初期投資の費用はそれなりにかかってしまうんですが、最寄りのスタジオの料金で割って何時間で元を取れるかを考えてみたりすると、結構すぐに元が取れるのが分かったりします。
そういう意味では、ドラムに触れる時間を増やしたい人ほど、導入するのはオススメかもしれませんね。
各メーカーがいろんな機種を出していて、楽器屋さん限定のモデルなんかもあったりするので、興味のある方は是非いろいろ調べてみてください。
ではまた。
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