作曲とコーチングの共通点?
答えは、その人、その曲の中にある!
どうも。やづらです。
突拍子もない話ですが、作曲とコーチングって共通してるところがあるよなぁ、と思ったので、今回はそんなお話。
作曲は、曲を作るってことでそのままなんですが、コーチングが何なのかって、あんまり知られてないですよね。
コーチングっていうのは、いわゆるマネージメントの方法・考え方の1つなんですが、「その人が必要とする答えはその人のなかにある」という考えのもと、相手の話をよく聞いて、相手の中からその答えを引き出す、というものなんです。
「傾聴」っていうワードだけは聞いたことがあるという方もいらっしゃるかもしれませんが、それがコーチングの基礎で…
「何の話だ?」というか、「え?高い壺でも買わされんの?」って感じの雰囲気が出ている気がしますが、決してそんな怪しい話ではないので、安心してくださいね(笑)
話は戻りまして、そのコーチングと作曲が共通してるっていう話なんですが、僕は「自分ではなく、相手の中に答えがある」というのが共通してるなぁと思うんです。
僕が曲を作る時に大事にしているのは、作っている曲がどうなりたいのか考えることで、言い方はアレかもしれませんが、「主導権は曲にある」という考え方で曲を作っています。
技術的にできるかできないかというのも考えずに作って、もしその発想が自分のできないことだったら、自分ができるようになればいい。そんな感じです。
発想を具現化するために必要なのが技術。そんな感じ。
こういう考え方で作曲していると、結構厳しいこともあるんですが、自分の曲のお陰で僕はいろんな技術が身に付きました。
作った中にはBPM230でブラストビートを叩いたりする曲もあったりするんですが、作った時は「誰がこんなの叩くんだよ!」って笑いましたからね(笑)
↓その曲のライブ映像がコチラ↓
【 MOVIE 】
— Bear the Brunt / Drum Mastery 2019 エントリー中 (@bear_the_brunt) July 9, 2018
7/8(日)club SONIC mito
「struggle symphony」冒頭部分 pic.twitter.com/fu8pJdzyz3
作曲の中でも、特にドラムのフレーズを考える時は、コーチングとの共通点を感じます。
人によって考え方は色々あると思いますが、僕はドラムは「演出」の側面が大きいと思うんですよね。
サビの入りでクラッシュシンバルとバスドラムでドカーン!と爆発力を生み出したり、静かなメロでライドやスネアのクローズドリムショットを使ってしっとりした感じを出したり。
その曲の雰囲気を的確に表現するのがドラムなんじゃないかなと。
そんな感じなので、ドラムのフレーズを作る時には、言わば「傾聴」みたいなことをします。
その曲がどうなりたいのか、何を表現したいのか。これはどう?こんな感じは?といろんなフレーズを試します。
これはコーチングで大切な「質問」と同じようなもので、いろんな質問を投げかけて、相手の中にある答えを引き出すんです。
なので、しっくりくるフレーズが作れた時には、もちろん「良いのができた!」っていう喜びもあるんですけど、なんとなく「良かったねぇ♪」っていう、ある意味他人事な感じもあったりして。
これはドラムのフレーズ作りというより、曲の全体の構成が固まった時によく感じることなんですが、たまたまできた良さげなフレーズが、どんどん膨らんでいって、すっきりつじつまが合うようにおさまると、「あ、こういうことだったんだ。そっかそっか。」と、なんとなくそのフレーズが持つ答えを引き出せた気がして、「この子の答えはこれだったのか。うんうん。よかったねぇ。」って他人事な感じで嬉しくなるんですよね。
いやぁ…作曲って楽しいなぁ…(笑)
さてさて。
こう書いていくと、やっぱり共通してるなぁと思うんですが、いかがでしょうか。
もちろん、あーだこーだ考えずに「俺はこうだぜ!」って曲を作ってもいいとは思うんですが、僕はこういう感じで作曲やフレーズ作りをするのが好きなので、それを紹介してみました。
コーチングについては、マネージメントなんていうと堅苦しい印象を受けてしまうかもしれませんが、仕事以外にも、家族や友達と話す時にも活かせる、とっても素敵な考え方だと思うので、興味のある方は、是非ネットで調べたりしてみてくださいね。
ではまた。
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追記:
わりと熱い感じでコーチングについて書いてしまったんですが、実は、コーチングというものを知ってから、色々調べまして、実際に資格も取得したんですよ!
これは日本実務能力開発協会の養成講座で取得できる「日本実務能力開発協会認定コーチ」というもので、まぁ国家資格とかではないんですが、一応こんなのも取ったんだよっていう紹介を…一応…ね…(笑)
僕はいろんなことを筋道立てて勉強したい時は資格を取るのが1番手っ取り早いと思っているんですが、コーチングについては本も結構出ているので、もしネットで少し調べて興味を持った方がいらっしゃったら、そういう本を読んでみても面白いかなと思います。
ちなみに、僕がコーチングを知ったのは、仕事旅行社の「相互コーチングで「ありたい姿」を見つけ出す-コーチになる旅-」という仕事旅行を見かけたのがきっかけでした。
残念ながら、実施に必要な人数が集まらず、中止になってしまったりして、まだ実際に参加はできていないんですが、機会があれば、是非参加してみたいと思っています。
仕事旅行については、僕は以前、実際にバイオリン職人の仕事を体験するプランに参加したんですが、大人の職場体験って感じで、すごく楽しかったですよ。
コーチングに限らず、いろんなプランがあるので、興味のある方は、是非参加してみてくださいね。