《ドラム》スティック選びのポイント!木材の違い編(動画あり)
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重さや音色に影響大!違いが分かると面白い!
どうも。やづらです。
ドラムを始める時に、まず手に入れるのはスティックだと思うんですが、実際に楽器屋さんの売り場に行ってみると、沢山種類があって目移りしちゃいますよね。
特に、初めてスティックを買う人は、どれを選べばいいか迷ってしまうと思います。
なので、今回から、数回に分けて、スティックの選び方について、説明していこうと思います。
第1弾は、スティックの材質、木材の違いについてです。
動画も交えて説明していこうと思うので、よかったらスティック選びの参考にしてくださいね。
目次
※やづらの情報収集能力及びあらゆる感覚に問題がある可能性がありますので、あくまでも参考程度にお読みください。
スティックに使われる主な木材
一般的なドラムのスティックには、①ヒッコリー、②メイプル、③オークという3種類の木材が使われます。
今回は、Pearlの110HC(ヒッコリー)、110MC(メイプル)、110AC(オーク)という、サイズは同じで材質(木材)が違うという3種類のスティックを使って比較していこうと思います。
まずは、それぞれの木材の特徴について、お話していきますね。
①ヒッコリー
ヒッコリーは、いわば万能タイプ。最も多くのスティックに使われている木材です。
主な原産国はアメリカ、カナダ。
耐衝撃性に優れていて、ハンマーや斧の柄に使われていたり、野球のバットやスキー板にも使われていたりします。
もちろん気に入ったものなら何でも良いと思うんですが、これからドラムを始める方は、とりあえず最初はヒッコリーのスティックを使ってみるのが良いんじゃないかなと思います。
気乾比重は平均で0.82。
Pearl 110HCの場合、今回使ったスティックは、1本 56g でした。
※個体差があります。
②メイプル
メイプルは、軽くて硬い木材。
主な原産国はカナダ、アメリカ。
何といってもメイプルの魅力は、シンバルのキラキラした音色だと思います。僕はライドをツンツン叩いた時の澄んだ音色がとっても好きです。
あと、折れ方が特徴的で、居合切りをしたようにスパッと折るんですよね。
耐久性がとりわけ低いというわけではないと思いますが、じわじわ削れて折れるというよりは、結構いきなり折れるという印象があるので、ライブで使う時などには、少し注意が必要かもしれません。
ちなみに、既にスティックを持っている方で、今より太いスティックを使いたいけど、重くなるのはちょっと…という方は、メイプルが使われている太めのスティックを試してみると良いかもしれません。
気乾比重は、0.54前後~0.61前後。
※ソフトメイプルの場合
Pearl 110MCの場合、今回使ったスティックは、1本 39g でした。
※個体差があります。
③オーク
オークは、硬くて耐久性の高い木材。
主な原産国はアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、アジア(日本も含む)。
オークのスティックは、パワーを出したい方がよく使っている印象がありますね。
家具やフローリングにも使われる木材です。
気乾比重は0.75。
※アメリカンホワイトオークの場合
一般的には「オークは重い」と言われていますが、調べてみると実はそうでもなくて、重さはヒッコリーと同じか、むしろヒッコリーより少し軽いくらいみたいです。
Pearl 110ACの場合、今回使ったスティックは、1本 52g でした。
※個体差があります。
木材による重さの違い
木材による違いで、まず簡単に分かるのは重さだと思うんですが、その違いについては、是非、お店で実際にスティックを手に取って体感していただきたいです。
あまり差がないヒッコリーとオークの違いについてはともかく、メイプルの軽さにはびっくりすると思います。
あまりハードルを上げてしまうのもアレなんですが、是非お店で持ち比べてみてくださいね。
木材による音色の違い
木材の特徴についての話でも少し触れましたが、重さや硬さの違いは、音色にも影響を与えます。
これはさすがに文章ではお伝えしきれないので、動画でお見せしたいと思います。
比較的違いが分かりやすいライドシンバルを、ボウ → カップ の順番で、それぞれ3種類のスティックを使って叩いていきますので、どんな違いがあるか、聞いてみてください。
せっかくなので、可能であれば、イヤホンやヘッドホンをして見てくださいね。
※大きな音が出るので、音量にはご注意ください。
おわりに
スティックの木材の違いだけで結構なボリュームになってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
違いが分かるとスティック選びが更に楽しくなると思うので、是非参考にしてみてくださいね。
ではまた。
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おまけ
お店でスティックを試す際の注意点をちょっと書いておこうと思うんですが、傷や汚れが付いてしまうので、商品として売られているスティックを使って、勝手にスネアやシンバル、電子ドラムの試打をするのはやめましょうね。
試したい時には、設置されている試打用のスティックを使ったり、店員さんに声をかけて、試打用のスティックを貸してもらったりしましょう。
※売り場に注意書きがあるお店もあるので、その場合は、注意書きの内容をよく確認しましょう!
その場でスティックを振ってみるとか、設置されているお試し用の練習パッドを叩いてみるとかは問題ないと思うので、じっくり色々試してみて、お気に入りのスティックを見付けてください!